インビザラインなどのマウスピース型矯正器具、使っているうちにだんだん、着色やにおいが気になってきませんか？
「装着時は飲食しない」というルールを守っていても、1日20時間もつけっぱなしでいれば、目には見えない口内細菌が付着してしまうのは仕方のないことです。
とはいえ、毎日口の中に入れるものなので、できるだけ清潔な状態を保ち、装着時のストレスをなくしたいですよね。
この記事では、マウスピースの効果的な洗い方について、簡易なものから順を追ってご紹介します。
レベル①手で洗う
水またはぬるま湯で流しながら、手指でこすって洗います。洗面台があればサッとすぐにできる、一番手っ取り早い方法です。
ただこれだと、細かい凹凸部分や、前歯などの狭い部分には指が届かないので、洗い残しができてしまいます。矯正を開始したばかりでまだ歯並びが整っていない段階だと特に、マウスピースが洗いづらい複雑な形をしていることも多いですよね。
また、しっかり洗いたいあまり無理やり隙間に指を入れたり、力強くつかんだりすると、割れたり折れ曲がったりしてしまうこともあります。
レベル②歯ブラシで洗う
歯ブラシを使って、表面を優しくこすり洗いします。毛先が細いブラシを使うことによって、手指で洗うよりも、入り組んでいるような細かい部分まで洗えます。
少しだけ歯みがき粉をつけることで洗浄力がアップします。が、研磨剤が入っているものを使うとマウスピースに傷がついたり素材が傷んでしまうため、歯みがき粉を使う場合は【研磨剤が入っていないもので少量】がポイントです。
前歯の部分などは、普通の歯ブラシでは狭くて入らないことが多いため、ワンタフトブラシというヘッドが小さい歯ブラシがおすすめです。
私が使っているのは、エビスという明治時代創業の老舗ハブラシメーカーのもの。
エビス BK-10M プロフィッツ ワンタフトブラシ ふつう 1本
もちろんこの他にもいろんなメーカーから、もっと安いものや何本かセットになっているものなども販売されています。
レベル③洗浄剤で洗う
マウスピース専用の洗浄剤を使うと、消臭効果や漂白効果があるので、水だけで洗うよりも清潔感がアップします。
洗浄剤の中にマウスピースをポイっと入れて放置するだけなので、自分でゴシゴシと洗う手間が省けて、とってもラクです。
洗浄剤もさまざまなメーカーから発売されていますが、私が使っているのはこちら、ライオンケミカル（株）のスッキリデント 矯正用リテーナー・マウスピース洗浄剤。
| 用途 | 口腔内装具の洗浄 |
|---|---|
| 成分 | 漂白剤（過硫酸塩、過ホウ酸塩）、陰イオン系界面活性剤、酵素、漂白活性化剤、炭酸塩、クエン酸、重炭酸塩、結合剤、滑沢剤、香料、色素 |
| 液性 | 中性 |
| 正味量 | 2.8g×108錠 |
錠剤はこんな感じ。おいしそうなきれいなラムネ色をしています（もちろん食べられません）。
150ml程度の水またはぬるま湯に錠剤を入れると、泡が発生。そこに、マウスピースを5分以上漬けておくだけでOK！めちゃくちゃ簡単。
なお口コミによると、1錠を2〜3分割した大きさでも十分と感じている人が多いようなので、私は2分割したもので1日1回（毎朝）使っています。
効果は写真だとわかりづらいのですが、２週間使用したマウスピースでお見せします。
左（上の歯）：洗浄剤を使用した
右（下の歯）：洗浄剤を使用していない
元々ものすごく着色しているわけではないので、見た目の変化は大きくないですが、洗浄剤を使用した左のほうが透明感が高くないですか？
何よりも、洗浄剤を使用することによる消臭効果や爽快感・清潔感が嬉しいので、矯正が終わるまではずっと使い続けるつもりです。
まだ使ったことのない人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか＾＾
おわりに
私がお世話になっている歯科医師さんによれば、「水や歯ブラシ・歯みがき粉での洗浄だけでも問題ないよ」とのことだったので、最初の頃はそれだけで洗っていました。
ただやはり、だんだんと「きちんと洗えているのかな？」「しっかり除菌もしたいなあ･･･」「毎回ゴシゴシ洗うのめんどくさいな」と思うようになり。。。
試しに洗浄剤に手を出してみたところ、メリットしかなかったんですね。
そこで、まだ使ったことのない人にぜひオススメできればと、記事に書かせていただきました！
毎日使うものなので、できるだけ効果的に洗浄して、清潔感を保てるようにしましょう
