新型コロナウイルスによる自粛期間中に、歯列矯正を始める人が増えているそうです。
その理由は、
「今なら人と会う機会が少ないし、常にマスクをつけているので、口元をほとんど見られなくて済むから」
「外出が減ってお金をあまり使わないので、金銭的に余裕ができたから」
など。
私自身もずっと費用面でしぶっていたのですが、趣味である海外旅行用の貯金を使うことがしばらくなさそうなので「自己投資にまわそう!!」と、ついに歯列矯正を始めることを決意しました。
矯正にもさまざまな種類がある中、私が選んだのは取り外し可能なマウスピース型の矯正【インビザライン】です。
結論から言うと、これから歯列矯正やりたいな~やろうかな〜と考えている人には、インビザラインを激推しします!
そこで、私が他の矯正ではなくインビザラインを選ぶに至ったポイントや、そもそもインビザラインとは一体どのような矯正なのか?について、お伝えしたいと思います。
インビザラインを選んだ理由
①透明なので見た目が超自然!
知らぬ間に友人が始めていたのですが、会った時、言われるまでアライナー(矯正器具)をつけていることに全く気づきませんでした。それぐらいとにかく自然です。
矯正というと、歯の表面に銀色の異物が付いたごついイメージだったので、見た目的にあまりやる気になれなかったのですが、「見た目にこんなに違和感がないなら、私もやりたい!」と心惹かれました。
今は常にマスクをしているので、そこまで気にしなくてもいいのかもしれないですが、いつマスクをする必要がなくなるかわからないし、どちらか選べるのであれば、見た目に響かない方が確実に良いですよね。
ただ、ワイヤー矯正でも歯の裏側に装着するタイプであれば全然目立たないので、それも良いと思います◎
②費用が比較的安い
歯科医院によって値段が多少変わるようですが、インビザラインの費用は大体70〜90万円程度のところが多いと思います。(全体矯正の場合)
ちなみに、実際に私が支払った金額は税込で70万円ちょっとでした。
矯正には100万円以上かかるのが当然と思っていたので、そんなに安くできるんだなあと驚き、「この金額なら手が出せる!」と決意できました。
ちなみに、歯科医院によっては、インビザライン治療中は歯のクリーニングや一般治療(虫歯等)を無料で行ってくれるというところもあります!(すべてインビザラインの料金に含まれる形。)
単純に近所だからとかで決めるのではなく、ある程度広いエリアで様々な医院を調べてみるのがおすすめです。
③ワイヤー矯正よりは痛みが少なそう
これは人によって感じ方が違うので一概には言えないのですが、私の周りで実際にやっていた人は、「痛みはほとんど感じない」「圧迫感は多少あるけど、気にならない程度」と言っていました。
これまでワイヤー矯正をしていた人は結構痛がっていた記憶があるので、「え、そんなに気楽に矯正できちゃうものなの?」と大変興味が湧きました。
実際初めてみて、私はほとんど痛みを感じないです。新しいアライナーを装着した時にちょっと窮屈さを感じるくらいですね。「これでちゃんと歯動くのかな?」とやや心配になるほどです。
しかしSNSを見ていると、「外したくなるくらい痛い!」と言っている人も見受けられます。
もともとの歯の並び方や、個人の感じ方によってだいぶ変わってくると思うので、全然痛くないものなんだと油断するのは危険かもしれません・・・!
逆に心配・不満だった点
インビザラインは、装着したまま飲食することができないので、食事のたびに付け外しをしなくてはなりません。また、装着中は水しか飲めません。
ズボラな私にとってはそれが非常にめんどくさいことに感じ、またコーヒーやお茶を好きな時に飲めないのはかなりネックだなあ・・・と感じていました。インビザラインを始めるにあたって、私にとって最も気がかりだったのはこの点です。
しかし・・・実際やってみると、なんてことなかったです。むしろ、これはメリットでした!
どんな仕組みで矯正され、期間はどれくらいかかるのか
インビザラインは、透明なプラスチック素材のマウスピース(アライナー)を歯の上からにカポッとかぶせて歯を動かしていくもので、定期的に(約2週間ずつ)アライナーを交換していくことで歯が矯正されていくシステムです。
現在の歯並びに近い型のアライナーから始まり、徐々に理想的な型のアライナーに変化していきます。
そのため、アライナーを交換した時=新しいアライナーをはめた時は、「お、歯の向き変えられてるなあ。。」と、歯への圧力を強く感じます。だんだん慣れてきて違和感全くなくなってきた頃に次のアライナー、って感じの流れが続いていきます。
インビザラインによる矯正の期間は、もともとの歯並びの状態にもよるようですが、概ね1年~1年半で歯列が整ってきて、その後半年程度で最終的な微調整を行うのが一般的なようです。早い人は半年程度で効果を実感してくるそうですよ!
インビザラインを始めるときの流れは?
①問診
大体どこでも無料カウンセリングが受けられるので、まずは事前予約の上、相談に行ってみることがおすすめです。
まずはインビザライン治療の内容について説明を受けたり、自分自身どのような悩みがあって、どのような治療がしたいのかなどを伝えます。
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②口腔内の確認・撮影
歯科医師が口の中を確認し、スティック状の3Dスキャンを使って歯の形・並びを立体的に撮影してくれます。
↓
③現状の歯の状態や噛み合わせを3D画像で確認
撮影した画像を見ながら、歯並びや噛み合わせ具合を確認します。
口腔内の状態によって残念ながらインビザライン矯正が向いていない人は、この段階で教えてもらえるはずです。
↓
④どのように矯正されていくかシミュレーション
現在の歯並びからどのような段階を経て歯並びが変わっていくのか、すぐに簡単なシミュレーション画像を出してもらえます。これも3Dなので、とてもイメージが湧きやすいです!
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⑤治療期間・治療費の説明
自分の場合、矯正完了までどれくらいの期間がかかるか、また費用がいくらになるのかなど具体的な説明を受けます。
〜ここまでが無料カウンセリング〜
矯正を実際にするかしないかは、当日すぐの回答ではなく、一旦帰って検討しても大丈夫です。
施術を決意したら・・・↓
⑥レントゲンやカメラで口腔内を撮影
マウスピースを作成するためにしっかりと口腔内のチェックをしてもらいます。
↓
⑦マウスピースの発注
インビザラインの設計・製造等を行うアメリカのアライン・テクノロジー社にマウスピースを発注します。もちろん歯科医院がやってくれるので自分は待つだけです。
大体1~2週間後くらいに受け取れます。
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⑧マウスピース到着。矯正スタート!
改めて具体的なシミュレーション画像を見せてもらった上で、装着方法や注意点について説明を受けます。いよいよマウスピースを装着し、矯正のスタートです!
また当日は、たくさんのマウスピースやケースを受け取って帰宅します。マウスピースの枚数は、矯正にかかる期間によって変わってきますが、30〜50枚くらいにはなると思います。
リスクはない?安全なの??
やはり歯列矯正といえばワイヤー矯正が最もメジャーなので、「最近出てきたようなマウスピースでの矯正なんて大丈夫なの?安全なの??」と思ってました。
しかし調べてみると、インビザラインは意外と歴史が長かったんです。
インビザラインはマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置の一つで、1997年アメリカのアライン・テクノロジー社により開発されました。
その後、1999年にアメリカで治療が開始され、ヨーロッパでは2001年より、日本では2006年になりようやく治療が開始されました。
引用:神保町矯正歯科クリニック
2020年2月時点ですでに、世界で800万人以上の実績があるそうです。こんなにたくさんの人が受けていると知ると、安心ではないですか?
さらに調べていると、インビザラインを使っていた芸能人が多数いることがわかりました。
・道端ジェシカ
・中野美奈子(元フジテレビアナウンサー)
・百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
・加護亜依(元モーニング娘。)
・八乙女光(Hey!Say!JUMP)
など
海外ではさらに多く、ジャスティン・ビーバーやトム・クルーズも使用していたようです。
まとめ
私自身もそうでしたが、矯正に興味はすごくあるものの「器具を装着した姿が気になる」とか「お金が用意できない、、」とかで、なかなか実行に移せない人は多いのではないでしょうか。
インビザラインは透明で目立ちにくいので、見た目が気になる方には本当におすすめです。
費用についてはやはり安いものではありませんが、他の矯正に比べれば安いですし、一生付き合っていく歯にお金をかけることは、金額には変えられない価値があるように思います。
この記事を見て、インビザライン矯正を前向きに検討してもらえたら嬉しいです!