プラスチックゴミによる海洋汚染問題に対する取り組みとして、世界的にプラスチック廃止への動きが加速していますよね。
日本全国のスターバックス店舗でも、2020年1月より順次、使い捨てのプラスチック製ストローが廃止され、紙製ストローの提供が開始されました。
しかし、環境問題に対する真摯な姿勢が称賛される一方で、実際に使ってみた人々からは
といったネガティブな意見もあがっているようです。
麒麟の川島さんも、テレビで気まずそうに苦言を呈していました。。。(「ダウンタウンなう(2020年8月21日放送回)」にて)
麒麟・川島、紙ストローやレジ袋のエコ問題に覚悟の苦言 「絶対言うたらアカンけど…」 | しらべぇ
(画像提供:『ダウンタウンなう』©フジテレビ)21日放送『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、麒麟… https://t.co/Q5wdUAevWA
— エンタメポスト (@entamepost) August 22, 2020
ほかにもファミレスやファストフード、コンビニなど、紙ストローを取り入れる店舗は徐々に増えてきており、この流れだと、今後はこれが当たり前になっていくと思われます。
そこで、苦手だと感じる人が多い紙ストローと、今後うまく付き合っていくため、世間の人々がとっている対策をまとめてみました。
紙ストローの何が嫌なのか?
実際に紙ストローを使った人は、どのような点に不満を感じたのでしょうか。
SNSなどを見ていると、主に以下の3つの意見が多く見受けられます。
①紙の味がして不味い
飲み物と一緒に紙の風味が入ってくるため、「飲み物の味に支障が出る」「本来のおいしさが感じられない」といった声が最も多いようです。
しばらく飲んでいると少しずつ気にならなくなってくる気もしますし、慣れていくしかないのでしょうか・・・
②時間が経つとふやけてくる
紙ストロー、「好きじゃない」だったけど完全に嫌いになった pic.twitter.com/MCFsjkOFEo
— 大越 恵美 (おこめぐ) (@0kmg) August 8, 2020
飲み物に長く浸かっていると、紙が水分を吸ってやわらかくなり、だんだん折れたり曲がったりしてしまいます。
一気に飲んでしまう人には問題ないかもしれませんが、おしゃべりや作業などをしながらゆっくり時間をかけて飲んでいると、「後半にはストローがふにゃふにゃになっている」なんてことが多いようです。これではストローの役目を果たしていません。
③口当たりが気持ち悪い
ストローをくわえた瞬間の、紙が唇に張り付くような感じと、ざらっとした紙の感触に不快感を示す人も多いようです。
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ただ、世間の声を調べていると、紙ストローは嫌だという人でも「環境問題のためなら仕方ない」と理解を示している人は多いなと感じました。
いくら不満とはいえ、プラスチックストローに戻すよう訴えたいわけではなく、「どうにかこの状況に対処できないか」と考えている人が多いのではないでしょうか。
紙ストローを使いたくない人の”対策”
今後紙ストローが一般的になっていくことを考えれば、慣れて順応していくのが一番だと思います。
しかし、「どうしても紙ストローが苦手」という人は、紙ストローを使わなくて済むように、以下のような対策をとってみてはいかがでしょうか。
対策①マイストローを使う
提供されるストローはもらわず、持参した自分専用のストロー(マイストロー)を使い、洗って繰り返し使う人が増えてきているようです。
最近はガラス製やチタン製、シリコン製など種類も豊富に出てきており、おしゃれなものから耐久性の高いものなどいろいろあるので、お気に入りのストローを見つけて持ち歩くことで気分も上がるかもしれません。
良いところ:個性・ファッション性がある。
悪いところ:持ち歩く必要がある。購入コストがかかる。
対策②ストロー付きタンブラーを使う
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対策①とほぼ同じですが、ストローが付いたマイタンブラーを持参することで、ストローだけでなくカップのゴミも出なくなるので、さらにエコになりますよね。
良いところ:個性・ファッション性がある。
悪いところ:持ち歩く必要がある。結構かさばる。購入コストがかかる。
対策③もはやストローを必要としない
久々のスタバ。紙ストローよりもプラ容器のほうが表面積でかい、、なんて野暮なことは言わない。小さなことからコツコツと、だ。そんなことより紙ストローは好きじゃない。飲みにくいし紙の味がする。ということでフタを外して飲んでみたら飲みやすいし美味しい。ストローも無駄にならないという話。 pic.twitter.com/8D0Ya1Ms2m
— せるじお|外資系キャリア (@nokes555) July 29, 2020
提供カップの蓋を外してそのままコップのようにして飲めば、そもそもストローが必要ありません。
これがもっとも楽ですね(笑)
良いところ:ごくごく飲める。無駄なコストや手間がかからない。
悪いところ:上唇が汚れやすい。カップに口紅がつく。
おまけ:飲まないときは外しておく
https://twitter.com/rey_swiftie/status/1276128524739346433?s=21
どうしても紙ストローを使わざるをえない状況の場合・・・
非常に単純ですが、飲むとき以外は飲み物から外しておくことで、紙ストローがふやけて弱くなってしまうことを防げます◎
飲むたびに差したり抜いたりするのは少々面倒かもしれませんが、マイストローなど荷物を増やしたくない人には手っ取り早くて良いですよね。
良いところ:無駄なコストはかからない。
悪いところ:紙の風味は避けられない。見た目は少々不格好。
まとめ
世の中が環境問題に敏感になっているいま、「紙ストローが苦手」と言うのはエコに反しているような気がして言いづらい、と感じている人は多いです。
ですが、プラスチックストローに慣れてしまった私たちにとって、紙ストローに違和感や使いづらさを感じてしまうのは、仕方のないことだと思います。
しかし、だからといって不満を言うだけではなく、自分なりにできることを考え工夫することで、いまの世の中の状況に合わせていけたら良いですよね。
紙ストローを使えないこと=悪いことでは決してないと思うので、上記で紹介した対策など、自分に合った方法でプラスチックゴミの削減に協力していきましょう!